「自分がかわる」
まず自らがヘルスリテラシーを高め、健康で活き活きと働ける自分にかわります。
「みんなとかわる」
自分だけではなく、周りの人たちが健康にかわる働きかけをします。
「専門家と一緒にかわる」
専門家の力を活かし、ひとがもつ「健康になる力」を高めることを目指します。

健康経営推進体制

Wellmiraでは、社長直轄の「健康経営プロジェクト」チームで健康経営を推進しています。
コーポレート部門と連携し、CMO(最高医学責任者)やCPHO(最高公衆衛生責任者)から施策に対する助言・評価をうけながら、事務局が運営主体となって健康施策の企画立案・実行・分析を行っています。

健康経営プロジェクトチーム(2023年度)
健康経営プロジェクトチーム(2023年度)

健康経営の方針

当社はヘルスケア企業として、従業員の健康保持増進に努め、自身のもつ最大限のパフォーマンスで働くことが重要と考えます。
当社独自の3つの「かわる(行動変容)」アプローチのもと、健康経営の実施により、従業員が心身ともに健康で最高のパフォーマンスで働ける体制を構築することを目指します。
また、最高のパフォーマンスで働くことで、サービスの価値向上、自然と健康になれる社会を創ることを目指します。

重点施策

リモートワークによる運動不足の解消と生活習慣全体の改善

課題

コロナ禍により2023年2月までフルリモートワークを導入していたことで、従業員の歩数不足や運動量減少が慢性的な課題となっていました。

施策内容
  • 当社が開発しているAI健康アプリ「カロママ プラス」アプリを活用、「チーム対抗ウォーキングイベント」を開催しました。チーム平均の歩数で競うだけでなく、食事入力・運動・睡眠・気分の入力に応じたポイントでのランキングも実施し、アプリを通して生活習慣の改善をサポートしました。
  • 運動のきっかけづくりとして、週1回「みんなで運動♪」の時間を設けました。
リモートワークによる運動不足の解消と生活習慣全体の改善
設定した目標

イベント期間が、インフルエンザや夏風邪、コロナの再流行と被ったため、20日間の短期間で設定し、まずイベントの参加率100%を目標にしました。
また昼休みを利用して、オンラインにて運動動画を放映、機会を増やすことで、運動に対する意識変化を起こすことを目指しました。

結果
  • イベントの参加率 100%達成 (目標100%)
  • イベントの満足度 76.5点 (アンケート回答率 94.4%)
  • 「日常生活において歩行または同等の身体活動を1日にどれくらい実施していますか?」の問いに対し、30分以上している従業員の割合が38%から61%に上昇しました。
  • 「1回30分以上の軽く汗をかく運動を1週間に実施する日数」が、38%の従業員で上昇しました。
日常生活において歩行または同等の身体活動を1日にどれくらい実施していますか?
1回30分以上の軽く汗をかく運動を1週間に実施する日数
今後

アンケート結果より、「みんなで運動♪」の時間が運動をする良いきっかけになったというフィードバッグが寄せられました。引き続き全体会議後の運動動画放映を通して、イベント後の運動習慣継続をサポートできるよう施策を実施していきます。

部門間のコミュニケーション不足の解消

課題

リモートワーク中心(3~4日/週)の職場環境の中、2022年に実施したストレスチェックでは、部門間コミュニケーションの課題が確認できました。

施策内容
  • 1.に記載した「チーム対抗ウォーキングイベント」の前に、チームメンバーが集まる「ワークショップ」を開催しました。
  • チーム編成では、当社の在籍年数・年代・所属組織を考慮し、普段コミュニケーションが取りにくいメンバーを中心に構成しました。
  • ワークショップでは、自分の意外性を紹介する自己紹介などコミュニケーションの活性化に向けた工夫を行いました。
  • イベント期間中は、チーム毎にチャットグループを設定し、ランキングの中間報告などを通じて、コミュニケーションの促進を図りました。
  • 他にもコロナ禍で中止していた、社内バーの開催を再開しました。
設定した目標

初の試みであるワークショップは、アンケートにおける、満足度85%以上を目標にしました。またウォーキングイベント参加率100%を目標にしました。

結果
  • ワークショップの満足度 86.2% (アンケート回答率 90.6%)
  • ウォーキングイベントの参加率 100% (前回86.8%に比べ+13.2%)
部門間のコミュニケーション不足の解消
【アンケート回答抜粋】
  • 今回のようなワークショップを初めてやりましたが、良かったと思います!
  • こういう機会を今後も作ってほしいです
  • 前回はSlack上のやり取りのみだったので、コミュニケーションをとることが難しいこともありました。
    今回のワークショップは、初めての方もいらっしゃりご挨拶できたり、その方を知ることもでき、とても
    有意義でした!企画していただきありがとうございます!

プレゼンティーイズムの解消

課題

2023年初旬に初めてのプレゼンティーイズム調査を実施、課題があることを認識しました。 当社ではメンタル面でのモニタリングとして、健康アプリ「カロママ プラス」の「気分」入力を活用してきましたが、プレゼンティーイズムと連動した継続的なモニタリングの必要性を認識していました。

施策内容

1ヶ月に1度、東大1項目版によるプレゼンティーイズムの測定を実施し、現在継続中 次年度は、プレゼンティーイズムの測定結果を施策に活用していきます。

その他の実施施策

ヘルスリテラシーの向上

産業医や管理栄養士などの専門家が講師を務めるセミナー動画「オンデマンド・健康セミナー動画」(当社開発)を活用し、リテラシー向上の機会を積極的につくっています。 具体的には、週1回実施しているオンラインでの全社ミーティング後に10分間放映しています。放映後には理解度テストを行い、知識の定着を図っています。 ※当社サービスについてはこちら

ヘルスリテラシーの向上
職場環境の整備(2023年度)
  • 座り仕事による身体への負担軽減や運動不足解消のために、スタンディングデスクを導入しています。
  • 柔軟な働き方に対応できるよう、フルフレックス制、及び週3〜4日のリモートワークを導入しています。
ハイチェア&スタンディングスペース

ハイチェア&スタンディングスペース

健康経営の総括

当社はヘルスケア企業として、健康管理・分析サービスを保有しており、自社サービスを最大限に使用し健康経営施策を実践しております。
実践した内容やデータを当社・パートナー企業様の健康経営、自社サービスの向上へとフィードバックしております。
また、当社は従業員の中には健康経営エキスパートアドバイザー、健康経営アドバイザー、医師、公衆衛生学修士、保健師、管理栄養士などの医療・健康のエキスパートが在籍しております。施策やデータの読み方をディスカッションしながら健康経営を進めております。

これまでの認定状況

2018年
  • 健康経営宣言
2020年
  • 健康優良企業「銀の認定」取得
2021年
  • 健康経営優良法人2021(中小規模法人部門)ブライト500 認定取得
  • 健康優良企業「銀の認定」取得
2022年
  • 健康経営優良法人2022(中小規模法人部門)ブライト500 認定取得
  • スポーツ庁「スポーツエールカンパニー」認定取得
  • 健康優良企業「銀の認定」取得
2023年
  • 健康経営優良法人2023 認定取得
  • 健康優良企業「銀の認定」取得
2024年
  • 健康経営優良法人2024(中小規模法人部門)ブライト500 認定取得
  • スポーツ庁「スポーツエールカンパニー」認定取得